社会インフラの安全性を高める技術開発にご賛同ください!
ここ数年、高度成長期に建てられ老朽化したビルの外壁が劣化し、剥離して落下する事故が全国各地で増えています。
剥がれ落ちたコンクリート片が歩道を歩いていた歩行者を直撃し、負傷する事故が発生して、大きな社会問題となりつつあります。
でもどういうわけか、マスコミのニュース報道や新聞ではごく一部しか報道されていません。
このコンクリート構造物の異常を発見するために、当初はドローンに搭載された赤外線カメラを使った非接触検査が注目を集めました。
しかしながら、この方法には、赤外線画像解析などの高度な技術とコンクリート構造物に関する相当に専門的な知見が必要で、
ドローンを飛ばしさえすれば、誰でもが劣化箇所を見つけられるといった単純なものではないのです。
このため、ドローンを使って、改修工事の見積・積算ができる精度で検査ができる専門家は、一部を除いてまだごく少数です。
これでは建物の安全を確保するための検査や補修工事はなかなか進みません!
そこで、赤外線解析の経験が少ない技術者でも、一定の検査精度で検査ができる新たな点検手法を開発したいと考えています。
この取り組みが成功したら、難しい赤外線建物点検の調査プロセスをわかりやすく一般化することができるので、
現在はドローンに消極的な改修工事事業者の姿勢も大きく変わるだろうと予測しています。
でも、この取り組みは筆者一人ではとてもできません。
そこで、このプロジェクトの主旨に賛同してくれる人を集めて、
1年間くらいの期間をかけて、データの収集活動と、収集したデータをパラメタブックにまとめて一般化する取り組みを計画しています。
この取り組みを実施するために、まもなくクラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げる予定です。
ボランティアみたいな活動ですが、街中に林立しているビルという社会インフラの安全を確保するために、誰かが覚悟を決めてやる必要がある取り組みだと考えています。
このプロジェクトの主旨をご理解いただき、クラウドファンディング開始の折には是非賛同をいただきたく、よろしくお願いいたします。