補助金申請に最低1回の決算は必要か?
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新規創業したばかりの経営者の方や、これから会社を新規創業される方で、
「うちの会社は、まだ1度も決算をしていないので、補助金申請の資格はないのでは?」
とお考えの方って、いらっしゃいませんか?
結論から言うと、その心配は無用です。新規創業したばかりの会社(や個人事業主)でも立派に申請ができる補助金制度がたくさんあります。
少なくとも、筆者が力を入れている中小企業生産性革命事業の、ものづくり補助金、事業承継M&A補助金、小規模事業者持続化補助金、IT導入補助金や、
本年度から始まった中小企業省力化投資補助金(一般型)や新事業進出補助金などは創業したばかりの会社でも申請する方法が用意されています。
ただし、創業したばかりの会社が補助金の申請をするためには、あらかじめやっておかなければならないことが2つあります。
その1つは、ちゃんと開業届を出していることです。事業者としてちゃんと確定申告をして納税しますよ、っていう意思表示ですね。
さらに、確定申告には白色申告と青色申告の2通りの方法がありますが、
もう1つの条件は、青色申告承認申請書を税務署に提出し、正規の簿記で決算書を作成します、と言う宣言をしていることです。
(損益計算書、貸借対照表、減価償却などを作ります、と約束したことになる)
この2つをきちんとやっていれば申請ができます。
それと、いつもお話ししていることですが、最近の補助金は申請の受付が開始された後、2週間程度で締切が来るものが増えました。
ですから、公募要領が公開されてから準備を開始してもまず間に合いません。
狙いたい補助金がある時は、以前の公募回の資料が、その補助金のホームページにそのまま公開されていますので、それを調べて、考えられる範囲で予め準備をしておく必要があります。
要するに「やる気で臨む」ことが必要です。
尚、「やり方」については筆者も国の認定経営支援等支援機関としてお手伝いができますので、ご相談くだされば対応いたします。