少ない費用で会社にドローンを導入するには?

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できるだけ少ない費用で、会社の業務にドローンを導入するための方法をお話しします。

最終的に社内で自力で運用すること(内製化)を前提(目標)にしましょう。

ですが最初は、専門業社やドローンスクールなどをうまく活用(外注)して技術を盗みながら、あるいはアドバイスをもらいながら、社内の専門人材を育成していくことをお勧めします。

ドローン

【1】内製中心か、外注中心か、まず軸を決める

 

例えば、橋梁の点検や高圧電線設備の点検などは、飛行技術とデータの解析技術の双方ともに非常に高度なレベルが必要になりますので、自社で技術者を一から育成するとなると大事です。

従って、専門の会社への業務委託を軸にしながら、計画や管理業務などは社内で行えるよう、(分業を前提に)技術者の育成を少しづつ進めるのが良いと思います。

一方、空撮や太陽光パネルの点検などそれほど高度な技術を必要としないものは、ドローンの専門家やドローンスクールなどを活用して自社内での技術者育成を軸にしながら、どうしても専門性の高い業務があれば、それを外注するなどの進め方が良いと思います。

いずれにしても、一から十まで全てを外注に頼り切るのではなく、社外の専門会社とコラボできる関係性を作って、状況に応じて社内の技術と外注とを使い分けることをお勧めします。

【2】専門家やドローンスクールの活用法

 

ほとんどのドローンスクールは、無人航空機操縦士の国家資格の取得をゴールとしている所が多く、ドローンの経験がない初学者にとっては整った設備の中で、最新の機材を使った懇切丁寧な指導が受けられる反面、非常に高額な費用が必要です。

二等資格で概ね自動車学校で免許を取るのと同じくらい、一等資格になると100万円くらいの費用がかかるドローンスクールも珍しくありません。しかし、スクールの場合、ゴールはあくまで国家資格の取得であって、赤外線画像解析や測量などの個々の業務に必要なスキルは含まれません。

現在は未だ、ドローンの国家資格があれば仕事が取れるという状況ではないので、国家資格の取得だけにそんなに高額の投資をするメリットがあるのかは疑問です。

そこで、ドローンの導入に際してお勧めしたい方法ですが、初心者を対象としたマンツーマンのレッスンをしてくれる専門家や個人のパイロット(国家資格保有者が望ましい)などを探して立ち上がりのサポートを依頼し、自主練習なども重ねながら、ある程度飛ばせるようになったら自力で航空局に飛行許可申請をすることをお勧めします。

どうしても国家資格が取りたい場合は、飛行許可を申請した経験を持っていると、経験者として初学者の3分の1程度の費用で指導をしてくれるスクールがありますので、国家資格が必要になったらそのようなスクールを探せば良いです。(筆者が知っているスクールをご紹介します)

腕に自信がついたら、日本海自協会などの登録講習機関が全国で実施している実地試験を独力で受けに行く方法もあります。

【3】技術向上のカギは自主練習

 

尚、自主練習ですが、現在の航空法はドローンの登録など、例え初心者であっても守らねばならない規則があるし、いくら練習でもどんな場所で飛ばしても良いという訳ではないので、航空法やドローン自体に不慣れな初心者が独力で始めるのはお勧めできません。

現在は、安全を守らない一部のふとどき者のために、至る所に社会的な監視の目が光っていて、通報などされると大変面倒なことになりますので、必ず専門家などの経験者から法令遵守のための指導を受けながら初めてください。

当事業所でも、各社さんの業務の内容に応じた育成プログラムを作って個別のレッスンをしていますし、自主練用のドローンの貸し出しも行っています。

是非、楽しみながら、安全にドローンを飛ばす技術をマスターしていただければと思います。

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