厳しい採択率!ものづくり補助金第19次公募の採択結果

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先日の投稿で、ものづくり補助金第21次公募のご案内をしたばかりですが、

7月29日に、ものづくり補助金第19次公募の採択結果の発表がありました。

採択率がなんと、32.2%という低採択率!

(3人の申請者の内、1人しか採択されない割合)

今回の第19次公募は、この補助金が創設されてから、なんと二番目に低い採択率となってしまいました。

さらに、特筆すべきは、採択された企業さんの、付加価値の年平均成長率(CAGRという)です。

付加価値とは、営業利益に人件費と減価償却費を足したものです。

公募要領には年平均4.0%以上の成長が求められていますが、採択企業の目標値の平均はなんと「9.2%」だそうです。

補助事業完了後の5年間で、付加価値が55%以上も上昇する目標値になります。

付加価値の年成長率は目標に対して未達成であっても、給与支給額のように補助金の返還義務はありません。

ですが、筆者もさすがにここまで高い年成長率になるとは予想できませんでした。

もちろん、付加価値の年平均成長率だけが厳しい採択率となった原因かどうかは断定できませんが、

これから、ものづくり補助金の公募に申請を行う方は、事業計画書の付加価値の年平均成長率は気をつけてください。

ものづくり補助金に関しては、このような低い採択率がいつまで続くかわかりませんが、

一方では、省力化投資補助金(一般型)のような高採択率の補助金があります。

もし、既存工程の省力化を行うことで新サービスの開発が可能になる構想をお持ちの方は、

ものづくり補助金ではなく、省力化投資補助金(一般型)を利用することをお勧めします。