来年度の補助金の補正予算案(緊急)

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先日、首相官邸で「新しい資本主義実現会議」という集まりが開催され、その場で来年度に実施する補助金の補正予算案が議論されました。

補助金の具体的な名称が出てきたので、急遽お知らせします。

来年度補助金の補正予算案

【1】生産性革命推進事業で実施されるもの

 
生産性革命推進事業に含まれる、ものづくり補助金、IT導入補助金、事業承継引継補助金、小規模事業者持続化補助金の4つの補助金の名称が出て来たので、来年度も実施されるものと思われます。

臨時国会で補正予算が決まれば、早ければ来年度の1月から公募が始まります。(本年度と同じ)

尚、ものづくり補助金や事業承継引継補助金のように、申請を行う際に福岡県から経営革新の認定を取得しておかなくてはならないものがあります。

この認定取得には2ヶ月の期間が余計にかかるので、これらの補助金の申請をを考えていらっしゃる方は、年内から経営革新の認定取得の準備を始められるよう、早めの準備をお勧めします。

ちなみに、ものづくり補助金については通常は通年で募集が行われますが、本年度は3月の第18次締め切りで予算が尽きてしまい、その後募集はストップされてしまいました。

このように、通常は通年で公募が行われていても、新年度は予算が来た時点で公募が締め切られることもありますので、できるだけ年明早い時期に申請を行うようにご準備ください。

【2】省力化投資推進事業で実施されるもの

 

本年で最後の公募が行われた事業再構築補助金に変わって、省力化投資補助金と大規模成長投資補助金の2つが補助金が新設されました。

これらの補助金についても、来年度、引き続き公募が実施される見込みです。

特に、省力化投資補助金については、採択率が他の補助金制度に比べ非常に高いので、カタログに登録された製品の中に、自社の省力化に有効な設備があれば是非申請してみてください。

ちなみに大規模成長投資補助金は、10億円以上の設備投資をする案件が対象となっており、新規に工場を設立する際などに活用できるものです。

【3】石破内閣は岸田内閣の施策を引き継ぐ見込み

 

先月誕生した石破内閣は、以前の岸田内閣の国策ををそのまま踏襲して引き継ぐ方針らしく、特に新しい施策は制度化されておりません。

本年度、多くの補助金が早い時期に予算を使い切って公募がストップしてしまいましたが、今回の補正予算の予算規模であれば、来年度も早い時期に募集が終わってしまう可能性があります。

急かすようで恐縮ですが、来年度の補助金申請を考えておられる方は、できるだけ早い時期に準備を開始してください。

以上、急遽予算提出が決まった補助金制度の概要についてのお知らせでした。

尚、当初予定していた「ドローンには風が大敵!(前編)」は、来週11/18に発信します。