弱者の情報戦略は軽装備でやろう
弱者の情報戦略は、軽装備を基本にして「お客様づくり」
のための情報活用を第一の目的にしましょう。
「軽装備」とはわざわざお金をかけて、新しいもの、複雑
なものを一から構築するのではなく、
今現在、職場にある身近な情報素材(アプリやデータや機
材)を活用して、もし足りないものがあればそれだけを調
達して、それを組み合わせて最大限の力を発揮させて、お
客様との信頼を強化するシステムを作るやり方です。
弱者は、決してカッコ良い、スマートなシステムを手に入
れる必要はありません。つぎはぎと言われたって、泥臭い
と言われたって良いんです。大切なことは自分たちの力で
、自分たちの目的のために、自分たちがやりたいやり方で
簡単に使えるものが作れるかどうかです。
だから、一般的に言われる、役立ちとか、神アプリとか、
そんなプロダクトアウトな発想はヒントにはなっても、決
め手にはなりません。
多くの社員が各々の専門の仕事を持ち、分業で仕事をする
大手企業が、業務の効率ために行う情報化とは、多くの中
小企業においては目的もシステム構築のプロセスも全く違
うのだと思った方が良いと思います。
だから、背伸びや無理をして大手企業のやり方をそのまま
模倣するのではなく、「自社の情報活用の目的」は何か、
その目的を達成するために、自分たちの実力からしっかり
と見据えて、今すぐに始められることから、1つ1つ着実
やって行くことをお勧めしたいと思います。
自分の仕事を効率化すると言うよりも、お客様を喜ばせる
視点に立って、お客様の満足につながる情報活用という着
眼点でものを見たとき、スマホというのは軽装備でも着手
できて大きく発展させることもできる、中小企業の情報化
にとって非常に有効なツールではないかと思います。
クリエイトバリュー 中村 宏
この話題に興味のある方からのご相談を、無料で引き受け
ます。以下の画像をクリックしてください。