「ITでアナログを極める」
このブログでは、弱者の情報戦略というものがあるとすれ
ば、それはどんなものであるべきかを研究しています。
タイトルは、大変お世話になっている、ある会社の社長さ
んの言葉ですが、「弱者の情報戦略」の本質を非常に的確
に表現されていると思いましたので、ご紹介します。
ここでいう「アナログ」とは、お客様や社員、取引先など
との「信頼関係づくり」のことです。
そこで簡単にできることですが、情報化に関して「モノサ
シ」を持つことをご提案したいと思います。
情報技術を使うことは、身の回りの快適さや便利さを追求
して始めることが多いと思いますが、情報処理の効率が上
がったからと言って、自己本位に終わってしまったのでは
経営的にも大した効果はありません。
そうではなく、「お客様の満足、喜び、感動、などにつな
がるかどうかという基準」をモノサシとして、物事の優先
順位を判断してみましょう。
情報技術の世界は目には見えにくいものが多いです。つい
著名なソフトや、新しい製品、心惹かれるキャッチに目が
行きがちですが、
そういうプロダクトアウトな目線ではなく、自社のお客様
づくりに直接的、間接的につながるのかどうかをじっくり
と考えて、「選択と集中の優先順位」を決めると、情報を
戦略的に活用することにつながっていくと思います。
本日は２０１５年の最後、大晦日です。１年の終わりに、
お客様の目線に立った活動ができたかどうかを、是非この
モノサシを使って振り返ってみてはいかがでしょうか。
クリエイトバリュー 中村 宏
ブログ「社長のIT秘書」