ドローン搭載の赤外線カメラを使った点検
赤外線点検のプロ資格(赤外線建物診断技能師)と、ドローンの国家資格である無人航空機操縦士の技術を活用した、設備や建築物の点検業務のサポートを計画しています。
【1】ドローンは点検業務での活用が急速に拡大
目視ではわからない建築物の外壁や電気設備の異常などを客観的な手段で発見できるドローンを使った赤外線画像解析が、近年注目を集めています。
赤外線画像解析は非接触で行えるため、点検箇所に足場を設置したり危険な高所作業をする必要がなく、
従来の工法に比べると、より安全、かつより短い時間で実施できるメリットがあるからです。
2024年9月の段階では、太陽光パネルのクラスタ診断、橋脚コンクリートなどの健全性診断、ビルやマンションの外壁診断をはじめとして、
その他多くの産業分野でドローンを使った点検が行われており、今後も大いに利用が拡大すると筆者は見ています。
【2】赤外線の活用と安全運航には専門的な技術が必要
しかし、赤外線画像解析で構造物の劣化や設備の異常を発見するには、ある程度の専門知識と経験の蓄積が必要です。
また、交通量の多い都市部や商業地域、住宅地や工場地帯などの人口密集地域(DID)で実施する点検業務においては、
もしGPS電波の喪失などが起こるとドローンは瞬時に風に流されて制御不能となり、最悪近隣の建物や人や車に衝突する可能性があります。
このような事故が発生した時の被害は甚大なので、人口密集地域(DID)での運航のリスク管理は非常に重要です。
このような課題があるためか、筆者が住んでいる福岡市周辺では、ドローンを使った点検はまだ一般的に普及していないようです。
【3】技術教育や点検業務の代行でサポート
筆者は2018年にドローンを初めて既に7年目になりました。
今年になってから、このドローンを世の中の役に立てるような本格的な仕事にしたいと思い、
国のドローン免許と言われる「無人航空機操縦士」の国家資格と、赤外線カメラを活用した建築物等の点検を行うための「赤外線建物診断技能師」の資格を取得しました。
既に中小企業診断士(認定経営革新等支援機関)として、国の中小企業施策の1つである補助金制度の活用のサポートをしているので、
赤外線とドローンを活用した点検業務のサポートはもちろん、点検機材の導入のための資金調達のご支援なども実施できるようになりました。
これらの技術を活かして、より多くの人に喜んでもらえるよう具体的なプランを計画しているので、
具体的な機会があれば是非お話しをさせてください。