続報!「ドローンで幸せ社会」プロジェクト

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2月6日に配信した「ドローンで幸せ社会プロジェクト」ですが、内容がくどくてわかりにくかったようですね。

すみませんでした🙇‍♂️

そこで細かなことはともかく、プロジェクトの主旨には賛同していただきたいので、要点をまとめ直して再度お伝えいたします。

これは一言で言うと、

「新たな赤外線画像解析のためのツールを開発して、社会インフラの安全性を向上させるチャレンジ」

を行うプロジェクトです。

これが成功すれば、

「急速に老朽化が進む、高度成長期に建てられた建築物の安全点検」が、

より早く円滑にできるようになります。

主旨にご賛同をいただけたら幸いです。

ドローンで幸せ社会プロジェクト

【1】背景

 
高度成長期に建設された社会インフラの多くが老朽化を迎え、さまざまな事故が発生しています。(埼玉県八潮市の道路の陥没事故もその1つ)

特に、我々が日常歩いている歩道の上にも、劣化して剥離したビルの外壁が落下し、歩行者がケガをする事故が各地で発生しています。(福岡でも最近数件報道あり)

国が全面打診検査を義務付けてはいますが、膨大な費用と工期がかかるために、なかなか追いついていません。

そこでドローンの赤外線カメラを使った劣化診断が注目されている訳ですが、

診断には高度な解析技術が必要なので、補修工事の見積もりに使える報告書は、ほんの一握りの技術者さん(パイロット)が作成できているにすぎません。

そのためか、業界内部には、ドローンの赤外線検査はまだ時期尚早という残念な評価が蔓延しているのが実情です。

【2】プロジェクトの主旨とねらい

 
しかし、数少ないながら信頼できるパイロットさんにヒアリングをした所、

赤外線劣化診断の精度を向上させるために必要なプロセス(段取り)があることがわかりました。

それは、撮影条件をさまざまに変えて、その時の劣化部分の赤外線画像をセットで、データ(劣化部の見え方)を整理しておく「基礎パラメタ収集」という作業です。

この予め収取した「基礎パラメタ」と、実際の(点検の)本番の画像を照合することで、きちんとした根拠を持って劣化部分が特定できることになる訳です。

しかし、このプロセスが必要なことは、ほとんどのドローン事業者さんの間ではまだ認知されていません。

そこで、この「ドローンで幸せ社会プロジェクト」では、

この基礎パラメタの収集を行なってデータブックとして見える化(一般化)し、これからの赤外線点検の実務を通じて普及を促し、

改修工事のための調査が円滑に行えるような支援をすることで、

増加が危惧される外壁崩落などの事故を、できるだけ未然に防止することを狙いたいと考えています。

このような活動を通じて、社会の役立ちにつながるドローンの活用を広めたいと思っていますので、ご賛同を頂けたら幸いです。

(拡散などしていただけると嬉しいです)