「集客」の意義を見直そう
「集客」という活動には、新規のお客様を開拓するより、
もっと本質的で重要な意義があるので、それを理解して
実践しよう。
というお話です。
【1】桶に開いた穴やひび割れを塞ぐ
集客という言葉を聞くと、
「新しいお客様にお店に来てもらうこと」
をイメージしがちです。
この取り組みを、ヒシャクで新しい水を桶に入れる
作業に例えてみましょう。
桶に溜まった水の量が「お客様の数」になります。
そこで、もし桶の底や側面に、
穴やひび割れがあったらどうなるでしょうか?
水は溜まるどころか、ちょろちょろと流出し、
いくら新しい水を注ぎ込んでも減っていきます。
これが「顧客の流出」です。
お客様の流出は、
「お客様のお店への信頼感」が損なわれる
ことで発生します。
しかも、お客様はクレームを口にすることなく、
黙っていなくなります。
お客様の流出は目で見えないので、気が付くと、
お客様の数が激減していて愕然とします。
しかし、この状態を放置したままでは、
新しいお客様もすぐに流出してしまうので、
(売り上げを)増やすことはできません。
従って、売り上げを増やしたければ、まずは穴を修復して、
お客様の流出を防止なくてはなりません。
これが「顧客維持」です。
このように、集客は「新規黒客の開拓」だけではなく、
「顧客維持」も含めて、
「お客様創り」の視点から取り組むことが重要です。
【2】「集客」活動とは「お客様創り」
いくら動画を使っても、小手先の技を駆使するだけでは、
継続的にお客様を増やすことは難しいと思います。
従って筆者は、既存のお客様との信頼を強化して
より多くの来店を促し、
1点でも多くの商品を購入していただくための動画活用を
お勧めしています。
既存のお客様との信頼が強化できれば、
その共感の輪は必然的に新規のお客様の中にも広がって、
やがて新規顧客の来店にもつながります。
筆者の「新スタイル集客術」セミナーでは、
このようなスタイルの動画活用で集客を成功させるための
戦略をお話しています。
今後、同様の企画を実施する機会があると思うので、
その節は、是非ご参加ください。
クリエイトバリュー 代表 中村 宏