ホームページのアクセス解析入門1
【1】Googleのアクセス解析とは
ホームページへのアクセス解析のために、
広く活用されているのが、Googleが提供する
「GoogleAnalitics」というアクセス解析のサービスです。
名称が長いので、ここではGAと勝手に省略して
解説することにします。
GAは、ホームページにアクセスする人の数をカウントする
というごく基本的な目的、
つまり「SEO対策」や「集客活動」の効果を測る時などに
非常に重要な指標を教えてくれるサービスです。
でも、広告業界の専門用語がたくさん出てくるので、
各々の指標が何を意味しているのか、
どの指標を使えば何がわかるのか、
などがわかりにくいですね〜。
筆者も最初はずいぶん苦労しました。
例えば、ページビュー、セッション数、ユーザ数など、
似たような意味を持つ指標がたくさんあります。
単純にアクセス数と言っても、
ホームページを見てくれた人の数なのか、
ページが見られた回数なのか、
新規の訪問なのか既存顧客の訪問なのか、
指標によって内容が意味が全く違うんです。
そこで今回から、
GAの指標などを少しずつ解説することにします。
ますは、ページビュー、セッション数、ユーザ数、
から解説しましょう。
【2】ページビュー数(PV)
GAによるアクセス解析の最も基本となる指標です。
GAは左側の「行動」を選択すると表示される項目で、
「ページごとの参照された回数」を表します。
ただし、複数のページの間を行ったり来たりすると、
各ページを開くごとに1回とカウントされます。
また、ページの読み直し(リロード)をする場合も
1回とカウントされます。
単純なページの表示回数ですから、
どのページがアクセスがより高い傾向にあるのか、
どの期間にアクセスが高くなったのか、
などを見る事で、
ホームページに加えたどのような変更が効いているのか
を大まかにつかむための指標です。
【3】セッション数
ホームページは、インターネット上に開設された仮想
店舗と同じですので、実際の店舗になぞらえて解説を
しましょう。
セッション数は、GAの左側の「ユーザー」を
選択すると表示される項目で、
「入店するためにドアが開かれた回数」のことです。
同じ人かドアを開けたかどうか、
開いただけで実際に入店したかどうかなどはわかりませんが、
とにかく、何度ドアが開けられたか、という回数です。
【4】ユーザー数
ユーザー数も、GAの左側の「ユーザー」を
選択すると表示される項目です。
これは、実際に入店した人の数です。
同じ人が入店した数は重複してカウントされませんので
GA 以外の他のシステムでは「ユニークユーザ数」と
呼ばれる場合があります。
例えば、Aさんだけが、ある日に10回来店したとすると、
ユーザー数は1とカウントされます。
関連して、ユーザ数と似たような指標に、「訪問数」と
いうのがありますが、
「訪問数」は30分以上お店を離れて、再度、入店した
人の数(のべ数)です。
以上、今回はGAを使ったアクセス解析の
基本中の基本になる指標を簡単に説明しました。
このようにアクセス数と言っても、いろんな捉え方が
ありますので、参考にしていただければと思います。
クリエイトバリュー 中村 宏