アクセス解析で自分を除外する

ホームページなどのアクセス状況を調べていると、
急激にアクセス数が増えることがありませんか?

これって自分が更新のためにアクセスしたものまで
カウントされていることがあるので注意が必要です。
 

【1】自分自身がカウントされていないか?

 
GoogleAnaliticsなどのアクセス解析でホームページの
アクセス状況をモニタしていると、

ある時期だけ急激にアクセス数(ページビュー)が増加
していることがあります。

「お客様のアクセスが増えたんだ」

と喜ぶ前に、ちょっと待ってください。
それって、自分のアクセスがカウントされていませんか?

どういうことかというと、
ブログやホームページの更新作業のために、
ページのソースを書き換える作業を、

一般の利用者からのアクセスと間違えて、
GoogleAnaliticsがカウントしている可能性があるんです。

更新作業をしたその日にアクセス数が急増して、
翌日には普通に戻る、というような状況なら、

まず間違いなく
自分の更新作業をGoogleAnaliticsがカウントしています。

自分の作業なんてカウントさせる必要はありませんから、
どうにかしたいですね。

GoogleAnaliticsには、
特定のアクセスをカウントしないようにする
フィルタ機能があります。

このフィルタを利用して自分を除外する方法をお話しします。
 

【2】自分のアクセスだけを除外することはできない!

 
でも、本当の所をお話しすると、
自分自身のアクセスだけを正確に除外するのは
不可能なんです。

実は、「自分から」という特定のアクセスを
GoogleAnaliticsに認識させないといけないのだけど、

中小企業の場合は、
自社で専用のサーバーを立てるのではなく、

例えばOCNのようなISP事業者と契約して、
ISP事業者のサーバーを使用しているケースがほとんどです。

ネットワーク上で識別できるのは
このISP事業者のサーバーまでなんです。

実際には、自分以外の多くの利用者が
そのサーバーを利用しているので、
その中から自分だけを識別させることが必要だけど、
残念ながら、それ以上は無理!

まあ、冷静に考えれば、当たり前ですね。
特定の個人のアクセスを認識できるようになるなんて、
そんな怖いこと誰でも簡単にできたらたまりません(笑)

そこで、多少荒っぽいのですが、
筆者は以下のような方法を使っています。
 

【3】自分のISP事業者のサーバーごと除外する

 
インターネット上の機器を識別するために
IPアドレスという
機械が識別するアドレス情報が使われています。

個人の端末を直接特定することは無理だとしても、
自分が利用しているISP事業者のサーバの
IPアドレスを知ることはできるんです。

通常は複数のサーバーが動いていて、
そのうちの1台につながっています。

筆者の場合は、NTT西日本のフレッツ光隼を経由して
ISPはOCNを使っていますが、
現在のサーバーのIPアドレスは以下の方法でわかります。

社長のIT参謀
自分の利用しているISP事業者のサーバーのIPアドレス

ものすごくおおざっぱですが、
このIPアドレスを使っている利用者の中に
自分の端末が含まれているので、

思い切って、このIPアドレスからのアクセスを
全てカウントしないようにしています。

ただし、このISP事業者のサーバのIPアドレスは、
不定期に変わります。

毎週1回はチェックして、
サーバーのIPアドレスが変わっていないか
チェックすることが必要です。
 

【4】フィルタを利用する

 
GoogleAnaliticsのフィルタ機能を利用する時は、
以下のような設定をすることで、

特定のIPアドレスからのアクセスをカウントしないように
することができます。

社長のIT参謀
フィルタの設定方法

以上の方法は、あくまでおおざっぱで(正確性には欠ける)、
しかも一時的な情報に頼ったやり方ですが
手っ取り早く実施できて大枠を捉えることができる方法です。

ブログやホームページの更新作業をする前に、
更新作業を行う端末が繋がっているサーバーのIPアドレスを
特定して、

ここでお話ししたフィルタを設定しておけば、
自分の作業を不用意にカウントされるのを防ぐことができます。

同じサーバーにつながっている利用者からのアクセスも
カットされるなど、
あくまでおおざっぱな方法ですが、
もしお役に立てるようなら参考にしてください。

クリエイトバリュー 代表 中村 宏

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