経営理論(戦略)の意味とは?

2016/03/22

ドラッガーも、ランチェスター経営も、経営品質も、中小企業
診断士がやる様々な経営診断も、

理論がどうの、実践がどうの、ということについては諸説ある
と思いますが、そんな話はそれほど重要なことではありません。

大切なことは、経営者たる自分が道に迷った時に、自分を映す
「鏡」や、自分の行動の善し悪しを測る「モノサシ」となる
「自分の基準を持つ」ということではないかと考えています。

経営者としての成長には、「もう、これで良い」というレベル
はなく、自分の変化に合わせて、永久に自分に合うものを探し
続けなきゃならない性格のモノ。

ガイドブックになり、時にはチェックリストになるものであり、
自分なりに考えて「実践する時の拠り所」にするもの。

それがあんたの経営戦略よ、と、神様がそう考えて、その時々
に自分に引き合わせてくれるもの。

だから、本を読んで知識を得だだけでは、全くだめで、使って
みて、その結果から経験学習をしなくてはなりません。
今の状態を「自分がどう捉え」、「自分が次に何をするのか」
を編み出す際の、拠り所として使う。

僕の場合は、「勉強」よりも実践の仕方を研究し、自分を振り
返るための鏡として使うことで、自分の足りない所、間違った
所、逆に上手く行った訳などが、とても良く見えるようになり
ました。

そのおかげで、自分を縛っていた、使いせんのに引きずってい
たものを「気前良く捨てる」こともできました。(笑)

経営理論(戦略論)とは、そういう経営者の生き方の基準を、
先人達が経験からまとめたものなのだと考えています。活かす
も殺すも自分次第なものです。

クリエイトバリュー 中村 宏

ブログ社長のIT秘書