ライティングのススメ
写真のクォリティを上げるライティング機材が、最近低価
格で簡単に入手できるようになったので試してみました。
よろしければご覧ください。
「甲イカの造り」
【1】ライティングとは
初心者の方にもわかりやすく説明するために、ここでは
「写真に命を吹き込む照明の技術」
というような紹介の仕方をさせていただきます。
屋外の明るい場所で、太陽の光の陰になる部分を補助光
で補ったり、
屋内では、照明の明るさを補ったり、意図的な角度から
光を当てることで、
被写体をくっきりと写し出し、ねらった質感を表現する
ために使う技術です。
身近にあるものでは、カメラのストロボなんかがそう
です。
筆者も、従来はプロが使うものだと思っていましたが、
最近はAmazonなどで、低価格ながらそこそこに使える
ライティング・ツールがたくさん販売されているので、
いくつかを導入してチャレンジしてみました。
【2】初歩のライティング機材
筆者は、最初に、
「背景紙」と「LED照明セット」を導入してみました。
「背景紙」とは、テーブルの上に敷いたり、
ライティングスタンドに吊るしたりして、
撮影時の背景をシンプルにするものです。
「背景紙」
「LED照明セット」は、ライティングスタンドと
セットになっていて、
光量をや照射角を調整できる商品です。
筆者が購入した商品は、2本で1セットになって
いて1万円くらいの価格で販売されていました。
「LED照明セット」
アクセサリーやお菓子類など、
比較的小さな被写体を撮るときは、これで十分です。
光量や角度を変えながら、一番くっきりと見える位置に
調整して、カメラは必ず三脚に固定して撮影を行います。
「シャトレーゼのかりんとう饅頭」
「サクレクールのケーキ」
いかがでしょうか?
なかなかの見栄えなのではないかと思います。
【3】ライティングの演出
応用編ですが、透明なアクリル板の上に被写体を置いて、
露出補正をかけながら撮影をすると、
商品に高級感を付け足したり、
被写体が空中に浮いたような作品を作ることができます。
「ケンオクヤマ」
「サクレクールのモンブラン」
さらに最近は、人物や食材(料理)などの撮影をする
ために、
広い面光源を作ることができる「ソフトBOX」という
ツールを使うようになりました。
「ソフトBOX」
冒頭の甲イカのお造りや、下のお寿司の写真などは
この「ソフトBOX」で撮影しています。
「トライアルのお寿司」
このように、ほんのちょっとしたライティングで、
作品の見栄えをう〜んと高めることができます。
【4】ライティングの技術の勉強
ライティングなんて、今まで全くやったことがないという
方のために、
短時間で基礎が勉強できるサイトを2つご紹介します。
(1)小物・アクセサリーの撮影の技術(フォトラ)
(2)料理や食材の撮影の技術
皆さんのお手持ちのスマホでも、
とても高画質な写真が撮れるようになっているので、
ライティングをほんの少し工夫すると、
驚くような作品を作ることができます。
是非、チャレンジしてみてください。