「初モノ」への取り組みは時期を選ぶ
「弱者の情報戦略」について、考えたことを書き下ろして
いますが、今日は「初モノには手を出さない」お話をしま
す。
ここでいう「初モノ」とは、iPadPro、SurfacePro4など
の新しい機械、Windows10や、OSX El Captan、iOS9.xな
どの新しい基本OSのことです。
新しいものの提供開始直後は、何らかの不具合や、これま
でとは違った対処法が必要になることが多く、またそれら
に関する情報がほとんどありません。
新しいものに果敢に挑戦した結果、訳のわからないトラブ
ルに直面しても、全て自己責任で解決しなくてはならない
ので、とても大きな負担となります。
なので、初モノが出た時は、できるだけ3ヶ月ほど待ちま
しょう。もし何らかの不具合や新しい対処法が必要な時は
、いろんな人が自分自身の経験や解決策ををブログなどで
発信してくれるので、そういう先人の知恵やノウハウを大
いに活用して対処するのが賢明です。
実は先日、MacのBootCamp環境でWindows10への移行を
行ったお話をしましたが、実はあの話には続きがあります
。
今度は、もう一台の別のMacでVMWare Fusion8というWin
dowsをパラレル実行できる環境で、Windows10への移行を
行ってみました。ところが、今度は非常に苦戦することに
なってしまいました。
ディスプレイの仕様(VMWare SVGA 3D)がWindows10
の仕様と非互換で移行ができませんって怒られたり、何と
か回避してWindows10をインストールできたと思ったら、
今度はディスプレイの解像度の調整で不具合が起きます。
Windows10の無償アップグレードの案内が来た直後に、
調子に乗ってホイホイやっていたら、完全にお手上げの状
態になっていただろうと思います。今回も役に立ってのは
やはり先人達が発信してくれたブログでした。
弱者の情報戦略では、情報技術の専門的な問題解決は、お
客様へのサービスを極めることとはあまり関係がないので
、事前に良く調べて、問題や対処法が明らかになってから
着手するか、そういう問題にも対処してくれるパートナー
を探すことをお勧めしたいと思います。
クリエイトバリュー 中村 宏