プロ(業者)を使う意義を見直そう

2016/03/22

専門技術を持つプロ(業者)と上手く付き合うことは、ビ
ジネスのパートナーを選択するという意味で、今日の企業
経営において非常に重要なことだと思います。

プロ(業者)が対価をつけるにはものの中には、一般の人
がやると大変な工数がかかること(商品価値として必要だ
けれど簡単にはできないこと)が含まれています。

例えば、仕事で使うホームページの制作を例にとると、こ
れは店舗づくりと殆ど同じ技術が必要です。お客様から問
い合わせや注文をいただくことが目的なので、制作と運用
のためには、商品の見せ方の技術はもちろん、お客様を集
めるためのマーケティング、お客様と良い関係を築くため
の顧客管理、制作や運用のためのHTMLやPHPなどの技術
、第三者による改ざんや不正アクセスを防止して、サイト
をお客様に安全に使ってもらうための仕組みづくりなどが
必要になります。

ただ趣味で作るだけなら良いですが、仕事で使えるものに
するにはかなりの専門的な技術も必要なので、信用のおけ
る業者を選んで、相談し、制作を委託するのが無難だと思
いますが、同時に業者との信頼関係づくりも非常に重要な
課題になります。丸投げなんてもってのほかです。

一方、日常的に人脈を広げたり、信頼を深めるためのコミ
ュニケーションには業者を使うのではなく、ブログやSNS
などを活用して自分で情報発信を行って、自分の想いを直
接届けるべきでしょう。

このように、「自分でやることと人に頼むことの基準」を
明確にすることが大切だと思います。

さらに、信頼できる業者(プロ)を選択する時の話ですが
、目先の金銭の大きさだけで決めてはなりません。さらに
、制作技術があれば誰でも良いと言う訳ではなく、これら
の店舗運営のノウハウ(経営のノウハウ)をアドバイスし
てくれる業者をパートナーとして選ぶことが重要だと思い
ます。

何でもかんでも自分でやれるのが良いとか、無料がベスト
などと言う人がいますが、そんな短絡的な発想が成り立つ
のは趣味の世界だけです。ビジネスでは、時間のロスによ
る機会損失や品質の不足による信用の失墜が発生したら終
わりなので、そういう弱い部分を補う所にプロを使う意味
があるのです。

ビジネスには必ずお客様という相手がいるので、お客様に
不便をかけることがないよう、第一にお客様の安全や利便
性を考えること。「信用」の確保は金銭的な問題よりもず
っと優先して考えなくてはならない重要な問題だと思いま
す。そういう意味でパートナーの選択は需要な経営課題で
す。

弱者の情報戦略としては、業者(プロ)を味方につけるス
キルを高めることをお勧めしたいと思います。

クリエイトバリュー 中村 宏

“無料相談"/